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ナイロンガットの説明 構造編 [テニス]



昨日はテニスガットの材質に関して大まかに説明しましたが、
今日はその中でも最も種類の多いナイロン素材のガットに関して説明していきたいと思います!

まずナイロンと言っても硬いナイロンから柔らかいナイロンまで、
千差万別ですが、その中で最も一般的で、
市場でも使用率の高いのは、いわゆるモノフィラメント構造のガットです。
商品で言えば、ゴーセンのミクロースーパー、バボラのエヌヴィなど。
ただ、上記の2商品は構造こそそっくりですが、打感は別物となっています。
個人的な感想ではミクロスーパーの方がやや柔らかいかと。
特性はバランスのいい性能と耐久性がいいこと(ポリよりは切れやすいですが)です。
値段も全体的に手を出しやすい価格になっていて、バランスのとれたものが多いです。

次はナイロンでもナチュラルガットに性能を近づけるために、3000〜5000本もの細い糸を
より合わせて作られている、マルチフィラメント構造のガットです。
商品でいえば、ゴーセンのテックガット、バボラのエクセルが代表的ですね。
こちらも似たような構造でも糸の本数、太さ、硬さ、コーティングの材料によって、
全然違うものになります。
逆に性能の違いを1枚の絵であらわすことの方が難しいのかもしれないですね。
全体的な性能としては、反発性、ソフト感に優れているものが多く、
スイングスピードが遅い人でもスピンをかけやすいなど、
パワーのない人や、怪我をしている、しやすい人でも使いやすいシリーズです。
逆にパワーのある学生などが使うとすぐに切れてしまい、ちょっともったいない感がある
ガットでもあります。
値段帯は安いもので2000円ていどから。
高価なものだと4000円近くまでするものもあります。
高価なことは高価ですが、ナチュラルに比べるといくらか安く、水への耐性があるものも多いので、
ナチュラルの代わりとして使う人も多いです。

最後は特殊なタイプのものですが、
芯糸のなかに別の材料の糸を入れる製法をとっているガットです。
商品でいうと、ゴーセンのAKプロ、トアルソンのアスタリスクなどがあります。
性能はこちらも様々で、テンション維持性能を向上させるための構造もあれば、
反発性を向上させるため、耐久性を向上させるためなど、
組み合わせ次第で様々な特性のガットが出来るのが、特徴です。
値段は1800円〜3500円程度まで幅が広いです。

ガットは本当に奥が深く現在は海外からも様々なガットが入ってきています。
打感等に関してはまた追って掲載していきたいと思います。

ぜひお楽しみに。








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